年末、新しい小天体「2018 VG18」の報告が次々と送られてきた。
実際に「2018 VG18」が発見されたのは、2018年11月10日。
ここで占星術愛好家の人たちは気づくわけだ。
あれ?この日は、木星が射手座にイングレスした日(2018年11月8日)と限りなく近いと。
講座では、木星=射手座の話をするとき、「蠍座からの脱出」の話をよくする。
心に絡まったわだかまり、しがらみ、執着やマンネリの環境…
そういったものからの脱出。
しかしその脱出は口で言うほど簡単ではない。
蠍座は不動サインであることから、そこには一定の価値があると考えられるし、また水のエレメントであるから、それなりの想いもある。
だからこそ、断ち切るのがとても難しい。
行けばお金になる仕事、
ずっとお世話になった人、
愛着のある活動、
そこには、すでに何の成長がないということはわかっていても、どうしてもとらわれてしまっている関係性や想い。
しかし、そこを断ち切らないと、射手座=木星=9ハウスの未来の可能性を広げる活動には向かっていけないのだ。
断ち切るか、どとまるか。
その覚悟が水エレメントから火エレメントへの移行の難しさでもある。
吉田沙保里もそう、サッカーの元日本代表の面々もそうだが、最近、新しい未来に向けて、引退という大きな決断をした人が多数いる。
蠍座までの体験に身を捧げ、そして未来に解き放たれたということだ。
または、新しい小天体「2018 VG18」の発見。
「ファーアウト(Farout)」と名づけられた天体は、現在、太陽と地球の間隔の120倍離れた軌道を運行しているという。
もう、そろそろ私たち占星家も太陽系のさらに果て、冥王星を含む無数のエッジワース=カイパー・ベルト天体群について、または、今後発見が進むと思われる、オールトの雲に属する小天体について意識を向けなければいけないときがきたのだろう。
さらに、もっと先の、未知なる世界へと意識を向け、そのときに備えなければいけないときがきたのではないか?
いつまでも「井の中の蛙」ではいられないのではないか?
実は、私自身、そのように実感したのが、まさに木星が射手座入りし、そして小天体「2018 VG18」の発見のニュースが飛び込んできたときからだった。
年末の鑑定やイベントの出演を通し、多くの異業種の人たちとかかわったとき、自分が非常に閉じた世界に生きていることを知り、愕然とした。
世界には、なんとたくさんの人生の可能性があるのだろうかと。
なんでも知っているような顔をして生きていたけれど、知らないことばかりだったではないかと。
心理占星術という世界を夢中になって生きてきたけれど、もしかしたら、もっと見ておくべきこと、知っておくべき世界があるかもしれない。
そんなことを考えることになった年末だった。
その話は、また後日。
未来のために、新し世界の扉を開く。
今日、福岡のNさんからもこんなメールをもらった。
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4月から、新しい場所に出る予定です。
はじめての事を含め、やることの種類が多いので
挫折する事も出るだろうと思っています。
ただ、今は慣れた場所から動かなかった私が新しい事に挑戦する事、
ぶつかって絞っていく事も必要かなと思い、
それらができるだけ全力でできるような環境作りをしているところです。
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はじまるのですね。
ということで、今から4,5日ばかりイスラエル行ってきます。
そう、私の講座でよく話に出てくる、陰陽の水星の話をするときよく例に出す、あのイスラエルです。
今回の旅の目的は、コンテンポラリーダンスのワークショップに参加すること。
日本で皆さんと再会するのを楽しみに。
では!