心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

【山羊座火星】「運命の輪」のからくりと「わたし」であることの喜びと

このテキストを書こうと決めたのは、藤井総太竜王が五冠を達成した2/12だろうか、羽生結弦選手が記者会見を開いた2/14だろうか、とにかく私の中で、火星サイクル山羊座期で見出したかった「あーこれこれ」「そうそうこの感じ」というのを2人の晴れ晴れしい姿から垣間見たときだった。

 

時間に追われて、結局、それから10日も過ぎてしまったが…火星サイクル手帳ユーザーの皆さん、山羊座火星をどのような実感を持って過ごしているだろうか。

 

すっかりロシアのウクライナ侵攻に山羊座火星のイメージが取って代わられたが、とりあえず、まずは私が山羊座期のワークショップで伝えたかった10番目のサイン山羊座火星の目指すべきテーマを、二人の素晴らしいコメントからもう一度考えてみたいと思う。

 

まず2/12の藤井竜王のコメントから

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改めて王将を獲得した喜びを、実感をもって感じる

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続いて、2/14の羽生選手のコメント

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今日滑って、今まで習ってきたこととか、小さいころにやっていたこととか、スケーティングに関していろいろやってみて、うまくなったなと思ったり、それがすごく楽しかったり、それを見ていただくのが本当に気持ちよかったり、やっぱり、僕は僕のフィギュアスケートが好きだなと思えた今日の練習だったと思います。

ずっと壁をのぼりたいと思っていたんですけど、いろいろな方々に手を差し伸べてもらって、いろいろなきっかけを作ってもらってのぼって来れたと思っているんですけど、最後に壁の上で手を伸ばしていたのは9歳の俺自身だったなと思って。最後にそいつの手を取って一緒にのぼったなっていう感触があって。そういう意味では羽生結弦のアクセルとしてはやっぱりこれだったんだって納得できているんですよね。

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山羊座期のワークショップでは、タロットカードのⅩの4枚の小アルカナを使って、まずはここまで来た道のりを振り返り、「これでよかった」という実感を持ってほしい、そのようなお話をしました。

 

小アルカナ10

 

その際、ワンドやソードといった苦しい道のり(羽生選手だったら怪我や誹謗中傷といった)を思い出すだけではなく、できるかぎりペンタクルやカップのような、内的な充実感をしっかり味わってほしい、そんな話もしてみました。

 

たとえば、カーリングで銀メダルを獲得したとき、控え選手が悔しがるメンバーに

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世界一のコミュニケーションを見せられたと思う。だから、この銀メダルはちゃんと喜んだ方がいい

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と声をかけたのも、そうですね、外向きな結果=陽サイン的としては悔しさは残る、けれど、内的な体験=陰サインはなんと充実したものになっただろうか?

 

そういった実感を伴って山羊座を終えてほしい、というのが今期の山羊座期のテーマでした。

 

ここまでの道のりはつらいばかりでもない、報われないばかりでもない。

2020年から育てたI have、苦労に見合った実りは必ずある。

それが実感できない限り、次のサイクルも同じことを繰り返してしまう。

だから、幸せな体験も苦労の体験も、ここでちゃんと実感する。

 

そのうえで、今日そこに加えたいお話しが、10番目の大アルカナ「Ⅹ運命の輪」のからくりについてです。

 

藤井竜王は、こんな言葉を続けていました。

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将棋は奥深いゲーム。どこが頂上なのかまったく見えない。森林限界の手前というか、まだまだ上のほうには行けてないと思う

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羽生選手は、

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これから先、フィギュアスケートやっていくとして、どういう演技を目指したいかとか、どういうふうに皆さんに見ていただきたいかとか、いろいろなことを今考えています。まだなんか、次のオリンピックとか、どこでやるのかなとか、まだちゃんと自分の中でも把握できていない自分がいますし。正直、正直混乱しているんですけど。

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これぞまさしく!私がワークショップで「Ⅹ運命の輪」を用いて山羊座期で伝えたかったもう一つのことだったのです。

 

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ワークショップでは、「今期の火星サイクルはここが頂点。泣いても笑っても、ここが一つの着地。だから、次のサイクルに向けて進んでいくためには、終わり良ければ総て良し、まずは、ここまでの達成を喜ばなくてはいけない」そんなことをお伝えしました。

そこに加えて、運命の輪の4隅にあるモクモクした雲の正体、「しかし、まだ先のことはわからない…」がこのカードの意味には含まれている。

今、手にしている結果の意味は、実際、誰にもわからない。

そして、それがこれからどうなっていくのか、この時点ではわからない。

それは神のみぞ知ることだ。

それがこのカードの意味になっている。

 

だからこそ、今、目の前にあることを、それが望むと望まざるとにかかわらず、まずはしっかりと現実を直視すること、そして、今あるもの、I haveに感謝や喜びを感じること。

次のサイクルへの展望は、そこからしか生まれないのだということ。

それが、運命の輪、または10番目のサイン、山羊座期の実感ということになるわけです。

 

今回は特別に、ワークショップでのタロットカードのお話をダイジェスト動画にて皆さんにチラ見せ!

 

今回、彼らの言葉から、山羊座期の意味をさらに深めることができたわけですが、ぜひ火星サイクルユーザーの皆さんには、イグザルテーションする火星の意味、次のサイクルを生きる上でも本当に大事な姿勢になると思うので、ここでもう一度改めて考えてみてもらいたい!

動画を購入してくれた方は、もう一度、山羊座期のワークショップ動画を見直してみて、まだの方は、ぜひ来る次の2年の準備のためにも動画を見てみてもらえたらと思います。

 

【動画配信】山羊座火星ワークショップ ★見失ったわたしをもう一度取り戻す、わたしという輪郭を実感する大切なとき

 

だから、ロシアの侵攻もまずはここが頂点なのだと思います。

山羊座期火星がひとつの動きのトリガーになったとしたら、ここ1,2年ですでに動きが進んでいた(私の見立てでは、火星がバイアコンバスタを通過していた2021年10月~11月のころの水面下の動きが重要だった)わけですし、だからまず、ウクライナに「俺の場」を獲得する、ここが一区切りになると思われる。

ここで自国の輪郭をクリアにしたということになるだろう。

この辺は、次の水瓶座期のワークショップにでもお話しできるかな。

今月の言葉・水瓶座期で使った、ディケンズの言葉ももう一度考えてみたいなーと思っています。

 

ということで、羽生選手の「これからも羽生結弦として、羽生結弦が大好きなフィギュアスケートを大切にしながら極めていけたら」ではないですが、まずは「自分が自分として満足をする」ここが山羊座期の一つの着地であるといいなと思っています。

そのうえで、まだはっきりしない雲のもやもやを解消すべく、残すところあと2サイン、水瓶座期、魚座期を大切に過ごせるといいですね。

 

来週3/1(火)は山羊座期のふりかえり会、そして3/8(火)が火星水瓶座期ワークショップになります。

ふりかえり会では、ここまでの歩みと、そして「未来に対するもやもや」も共有してみたいと思っています。

みなさんのこのサイクルの歩み、山羊座期での実感、お話を聞かせてもらうのを楽しみにしています!

 

次期火星サイクル手帳もたくさんの方の手を借りながら着々と進行中?!

いいものが出来上がる予感で満ちています。

 

まずは自分の立ち位置を見極めつつ、皆さんとさらなる未来を歩んでいきましょう。

引き続きよろしくお願いします!!

 

さあ、今日はこれから職業占星術パーフェクトマスター講座の卒業試験のモニター鑑定。

みなさん、それぞれの充実感があるのではないかな。

楽しみですね!

 

あ、前にアップした動画ももう一度一緒に観てみてください。