心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

今日から火星は水瓶座入り 2022年からの予行練習でどんな力を得たのか、どこで失敗したのか。未来につながるアイデアを発掘するため、客観的に事実認識をし、価値判断を行う

先日の火星サイクルワークショップでは、最後の2サイン(水瓶座魚座)を控え、たくましく成長した、すがすがしい表情の皆さんとお会いできたし、5/1からスタートする次の火星サイクル手帳のお披露目もできたし、私の「書きたくない」「しゃべりたくない」理由も説明できたし、そして何よりも「次の火星サイクルがどんな2年であるのか、だからこそ、今何をするべきか」ということをお伝えできたことで、なんだかとてもホッとしてる。

 

歴代の火星サイクル手帳も見ていただきました。

初代は手帳ではなく、A3用紙のシート仕様。なんと素朴な出来栄え…

でも初代マッキントッシュだって、今から見たらただの箱ですからね。最初はそんなもんです。

なかなか使いやすそうです。

 

このように火星のサイクルを繰り返し体験していると、火星サイクルというのは、来る時代の予行練習のようなものだ、先取りして訓練をすることができるものだということがわかります。最初の火星サイクルシートの時は、山羊座水瓶座の逆行期でした。これはなかなか意味ありげです。

 

いずれにしても、予行練習だから、うまくいかなくても問題なし。むしろ失敗することも込みである。逆に失敗を恐れて、腰が引けて、まあいいかと後回しにして行動することができなかった、チャレンジすることができなかったとなると予行練習の機会を活用できずに本番を迎えることになり、こちらの方が何だか怖い。

 

だから、火星のサイクルを利用し、あっちをすりむき、こっちにあざを作りながら、「転んでもただは起きない」マインドを育てる。

サイクルですから、何度でもやり直せばいいのです。

 

で、そうこうしながら今期の火星サイクルは水瓶座まで進んできたわけですが、水瓶座まで進んできたわけですから、そうのんきに「予行練習イエーイ!」みたいな訳にはいかないのです。やっぱり少し知恵を使って、または冷静に自分の「今」を理解する必要があります。

 

それが今日の表題「2022年からの予行練習でどんな力を得たのか、どこで失敗したのか 未来につながる行動を計画するため、客観的に事実認識し、価値判断を行う」です。

 

「正しくみる」ってとても難しい作業ですね。

何をもって「正しく」なのか、私にとって?それとも周囲にとって?それとも成果としての正しくなのか?

 

それがタロットの11番目の大アルカナのカードに描かれた「柱」の部分になります。つまり「価値判断」ということです。

では、この「価値判断」って何だ?というと、5つの個人天体の金星と太陽に当たる者です。金星=牡牛座、太陽=獅子座とすれば、つまり「不動サイン」ということです。

 

まさにこのカードのように曇りのない眼で真っ直ぐに現実を見つめ、自分の内なる神殿にふさわしい「価値判断」をする。そこで見つけた「これ」を改めて、未来へとつなげていくということです。これが水瓶座期にふさわしい「予行練習」ということになります。

この「価値基準」についてはもう少し解説が必要だと思うので、そちらはまたの機会に。まずはこのカードから感じたものを拾って、自分なりに解釈してみてください。

 

nicoplanet.thebase.in

【ワークショップの内容】

・時代と自分が照応する火星サイクル
・火星は来る時代の予行練習
・このサイクルは風の力を育てる時間
・2024年のサイクルの展望
・自分にとっての良い状態をつくる火星の力
冥王星水瓶座イングレスの意味
冥王星をコントロールするための火星力
・風エレメントの象徴=星=希望
・不動サイン、次世代への希望
・言うべきことがいえないと失うものが多くなる時代へ

 

でも、大事なことは、「どこで失敗したのか」を建設的に検証することかもしれません。先日の時期読み講座で「じゃあ、水瓶座冥王星の時代の大事なふるまいってなんですか?」という問いに対し、私は「問題の外在化じゃないかな」と答えたのですが、昨今の炎上などを見ていると、問題を内在化(特定の個人の内に問題があると考える)しすぎている印象があります。誰かの中に問題を探しても、問題そのものは解決しない。ゆえに問題を外在化(問題を取り出し、問題そのものの解決策を考える)することが大事だということです。

物事からデタッチする力がないと外在化は難しいものです。

 

ということで、まずは山羊座期の振り返りからやってみましょう!

書くという行為は、客観的な作業なので「外在化」の訓練にはもってこいですね。「どんな」「どこで」「どのように」を振り返りながら、ぜひ未来につながるアイデアを発掘してください。

この「ふりかえる」という作業も水瓶座的ふるまいの一つだと考えています。水瓶座期は、ぜひとも丁寧に振り返りをやってみてください。

 

皆さんのよき水瓶座期を祈っています!!

では、最後のワークショップでお会いしましょう!

 

nico