昨日はガルシアくんの月命日。亡くなってからちょうど1か月が経ったのだけど、日に日に愛おしさと寂しさが募り、まだうまく話題にできない。喪失というのは、そう簡単に癒えないものだということはわかっているが、それでもありがたいことに毎日なんとか生き抜くことができている。
先日開催した火星ワークショップの冒頭でお話しした、この「生き抜く」というキーワード。火星からしたら、例えば「どう見られるか」とか「どう思われるか」などどうでもいいこと。今日のメシにありつけること、自分を健やかに生き抜くことが最優先事項なのだ。
今をどう生き抜くか。それくらいシンプルな天体のはずなのに、そう頑張らなくてもなんとかやり過ごせてしまう人が多いから、どんどん火星力が落ちていくし、余計なことが気になり始めてしまうのだ。
今日を生き抜くことに集中する。火星サイクルのこのシンプルさのおかげで、今日も何とか楽しくやれている。
今日は6/8(土)10:00からスタートするホラリー&コンサルテーション講座のお知らせです。
私の生徒さんでホラリー&コンサルテーションチャートを使わない人は皆無なほど。私にとって、この手法は「当たる」「当たらない」の議論を超えているというか、もうそういう次元じゃなくて「使わない意味がわからない」くらい信頼度が半端ない。
大きな声では言えないけれど、私はホラリー&コンサルテーションチャートを「人間が作り出せる限りにおいて、心の構造を理解するための最高の道具」だと思っているし(冗談抜きで)、精神分析を学び始めたということもあり、これからもっとこの手法を進化させられるだろうし、させたいと思っている。
ホラリー&コンサルテーションチャート。この2つのチャートを組み合わせて使うことによって、実際何ができるのか。何がわかるのか。
私が最も信頼しているパートは、これらのチャートを利用することで、固定された負の構造から抜け出し、個人の持っている新たな可能性=オルタナティブストーリーを提案することができる点である。
特に、ネイタルチャートに描かれた負の構造から抜け出すのに最も使える手法だと思っている。
どういうことか。先日、蠍座の強調が目立つチャートの人の鑑定を行った。
通常の現場では、ネイタルチャートのリーディングをする際、蠍座が強調されていたら、「そんなところもあるかも」と言うまで蠍座についてのあれこれをクライアントに伝えることになると思う。
それでは新たな可能性は開けていかない。同じぬかるみで、ただ足踏みをしている状態のままだ。
たとえば、このように。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
未完成の蠍座は、もしかしたらこのように「同じ」であることを求めすぎてしまい、それがドミナントストーリー(支配的な物語)になってしまうことがしばしばかもしれない。
けれど、ホラリー&コンサルテーションチャートを利用すると、自分と相手とのレセプション関係から、そういった共感を求めてしまうといった関係性がパターンとして表示され(面白いほどに!)、なかなか抜け出せないことに苦しんでいることがよくわかったりするのです。
そしてまた、もしかしたら「同じ」ではなく「差異」をより求めているのではないか、そういった「古い自分から抜け出したい願望」が見え隠れすることが大いにあるのです。
つまり、ホラリー&コンサルテーションを学ぶということは、その人が必要としている成長の方向性をより深い次元で理解し、サポートすることができるということになるというわけです。
ホラリー&コンサルテーションチャートを読んでいるときは、私自身、まさに媒介者のような気分になることがあります。こちらのエゴから遠く離れ、星の声を純粋に聞くことができるという状態です。