太陽と共に火星も射手座入り。皆さんの射手座期スタートはどうですか?
蠍座期の振り返りや射手座の過ごし方のイメージはできましたか?
私もやってみました。蠍座期をふりかえってみると、なかなか濃密な時間を過ごしていたことがわかり、渦中にいるとしんどいことも、終わってみればあらゆる体験が豊かな実りになっているだなと温かな気持ちになったり。また振り返ることで「どこから来て、どこへ向かうのか」がイメージしやすく、取ってつけたような期待ではなく、地続きで自分のこれからを考えることは大事なことなのだということがわかったり。
なかなか貴重な体験ができるので、ぜひ皆さんも振り返り&イメージづくりをしてみてね。
ということで、今日から火星は射手座5度のタームへ。
射手座の初期は、環境を信頼するところから始めてみてください。
ワークショップでもお話ししたように、「希望は向こうからやってくる」ものだからです。
哲学者・柄谷行人が著書『力と交換様式』で書いていた言葉、
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「希望」とは、人が未来に意識的に望むものではない。また実現すべき何かでもない。それは、いやおうなく、向こうから来る。
つまり、むしろ希望がないように見える時にこそ、「中断され、おしとどめられている未来の道」としての希望が到来する。
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これは、柔軟サインの世界観をとらえるのにピッタリな言葉だと思います。
活動サイン→不動サインと自分のやるべきことをやったら、あとは天命を待つというか、向こうからの到来を待つ。
nicoPLANET射手座期の吉本隆明の言葉
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力いっぱい頭を殴られたことで、僕は目が覚めた、といえば大げさだが、それ以上のことをする気も何もなくなってしまうくらい衝撃を受けた。
真剣に自分の人生を生きている、そういうことに気づかされた瞬間だったと思う。
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12サインの流れというのは一つ一つ分断されたものではなく連続した流れであり、そしてサイクルというのは姿かたちを変え、再び回帰して、私たちの前に現れるものだということ、自分にとって必要なもの、自分にとっての好機は、繰り返されるサイクルの中でいつか必ず回帰、到来するということです。
だから、しっかり目を開けて、今、自分に起こっていることを見ること。そして、望むと望まざるとにかかわらず、到来したものが今の自分の希望であると信じること。これが射手座=木星の希望につながるのではないかと思っています。
まあ、少々能天気くらいのほうが射手座期は楽しそうだぞ!ということです。
天秤座→蠍座→射手座の流れの中で、「力いっぱい頭を殴られた」という体験はあったでしょうか。それは自分にって、どのような好機につながるのでしょうか。そこからどんな未来が待っているのでしょうか。
最近、生徒さんとのワクワクするような新しいプロジェクトがスタートしました。日々の生活に流されて見過ごされていた願望を生徒さんが手をあげてくれた、すくい上げてくれた。つまり、願望が回帰した、向こうからやってきたというときめく体験をしました。
希望が向こうからやって来た時、はじめて自分の願望に気づくこともできるのかな。とにかく、太陽と火星が射手座にいる間に、たとえこのサイクル限定の願望であったとしても、今の願望に気づくことができるといいな。
また振り返り会で、いろいろな話を聞かせてください。