朝から小澤征爾・指揮の「ラデツキー行進228」などなどを機嫌よく聴いている。
昨日の生き方働き方研究会で話題にあがったウィーンフィルのニューイヤーコンサートのやつですね。
昨日の研究会は、前半「故・小澤征爾氏と指揮者たち」というテーマでチャートを読み進めた。指揮者という生き方、働き方にある情熱的でロマンティックな天体の影響を見て、身も心もうっとりしてしまった。
演奏を聴かずともチャートを見てうっとりできるのは、私たち占星術家の特権だと心から思う。
愛子さまのチャートも感動的でしたね。
背負ったものの大きさと日本の行く末を示唆しているような迫力のあるチャート。特にマイナーアスペクトが圧巻でした。
こんな楽しいならずっとやってられるなー
ということで、こちらの楽しい楽しい勉強会のお知らせです。
明日は「悩みと悩みの奥にあるもの 丁寧に質問に向き合うためにホラリーチャートを利用する」というテーマをやります。
人の悩みって、時に「どーでもいいようなこと」に思えるのですが、実際はそうでもないのです。悩みの奥にあるものは、実は自分の「生」に直結した悩み、生きる上での難しさにつながっているのです。
その難しさを、その人にとって大切なこととしてちゃんと拾う。
これって、素晴らしいことだと思うのです。
ささやかに見えるけれど、実は、その人の深い「生」の不安に向き合うなんて、他の仕事ではなかなかできないことです。
病気とも違う、金銭とか身体とか現実的な問題とも違う、けれど、そこが解決できたら、間違いなく人生が変わる。これができる占いの仕事って、本当に素晴らしいなと私はいつも感じています。
けれど、週末のタロット勉強会でも似たような内容を扱ったのですが、占いの現場って、早急に「答え」にたどり着くことが正しいように思われているというか、「悩みを解決してなんぼ(解決になっていなくても)」みたいな風潮?伝統?があるので、実際、きちんと質問や人の人生に向き合っていないことが多い。
悩みの奥にあるもの、つまりその人物の「生」に向き合うことは、非常に意味あることなのにもかかわらず、そこを端折って答えに一足飛びに行ってしまう。
その態度を見直すためにも、明日は悩みに向き合うというテーマで、まずは「発言小町」の相談内容とホラリーチャートを扱います。
「発言小町」はいつもホラリー&コンサルテーション講座で取り上げていますが、先日のクラスで「あまりにもくだらないように思える」悩みの奥にあるものを、クラスの皆さんが見過ごしがちなのが気になり、もう一度、やってみたいなと思ったのでした。
それがこちらです。
明日は、こちらのチャートを使い、悩みに対する向き合い方を学ぶとともに、ホラリーチャートとの向き合い方も考えてみたいと思います。
一つ一つの象徴を丁寧に読んでいくという練習です。
もう一つのチャートはこちらを使用する予定です。
ただホラリーチャートを読むだけではなく、悩みとそのチャートの出方の、その意味を考えていきます。
常々言っていることですが、「答え」にたどり着くことが目標ではないということです。答えは、本人が一番わかっているのです。でも、答えにたどり着くことは怖いことなのです。なぜなら、行動しなければいけないし、変わらなくてはいけないし、手放さなくてはいけないからです。
そこまでのプロセスを物語として丁寧に紡いでいくことが重要であり、そして、それよりもっと手前の恐れや不安を感じ取っていくことを目標にし、急がず、慌てず、チャートと向き合う練習をしていきましょう。