心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

ああ十六夜

十六夜っていうのは、満月から遠くなるということから、ためらうとか躊躇するっていう意味がついたという。

「いざよい」って、きれいな音。

日本語は、だから好き。

明日の金曜講座は、ゾディアックの構成について。

これは、私の好きなテーマのひとつだ。

12サインは、季節をテーマに成り立っている。

牡羊座の0度は春分点

冬の間に蓄えられたエネルギーが一気に活動を開始。

草木は一斉に芽吹き、動物は活動を始め、人は新たな始まりを予感する。

牡羊座の一番になりたい願望、新しいプロジェクトを開拓する能力、生き残る力、自己主張の衝動なども春分のイメージにつながっていく。

逆に、冬至点から始まる山羊座は凝縮の原理を表わす。

昼の長さは最も短く、熱は一番冷めた状態。

ここでは、自然が保存や管理、結晶化の意義を教えてくれる。

生命は生きる速度を落とし、遅延や限界の感覚に耐える。

なんて美しい原理なのか。

ゾディアックは、こういった季節の移りゆく様を通して、私たちに成長のプロセスを教える。

人も自然も同じ道をたどっているということ。

自然を観察することは、人の理解に通じるというのも納得だ。

そういったことをイメージしながらゾディアックの講義をしていると、ホロスコープが大きな宇宙のシステムに思えてくる。

これが気持ちいい。

小さな自分の存在と広い宇宙と。

明日の講座よろしくお願いします。

いざよいの夜。

閉じていく月夜の、もののあわれに身を委ねてみるものいいね。