今日の子育て研究会の参加者の皆さま、活発な話し合いの機会を設けることができました。皆さん、ありがとうございました!
大充実でしたね!
今日は、「子どもが失敗する機会を奪わない」というのはどういう意味なのかについて様々な角度からお話ししましたが、その一つが、今から紹介するキャリア—―生き方働き方とって失敗は大切な財産になるという考え方のためということです。
2月から、「生き方働き方を考える職業占星術講座」が2クラススタートしました。
この講座の特徴は、学びながら自分の人生そのものを振り返ることができるということです。
個人天体5天体はもちろん、マイナーアスペクト、ミッドポイント等をつかって、これでもかというほど個人の欲求を掘り下げていくのですが、そのプロセスの中で、
まぎれもなく、これは自分の人生である、これが自分のやるべきことである
という実感とともに認識されていく、そのような現場に立ち会うこと、そのような現場をつくり出していくことが、この講座の目標のひとつなのです。
この講座は1年間の履修期間があり、とても長いのですが、でもやってみるとあっという間ですね。
これまで学んだ自分の中にある占星術のいくつものパーツをつなぎ合わせながら、人の人生を組み立てていくというのは、それは一足飛びにはいかないので、段階を踏んで少しずつやっていく。
その過程の中で、受講生の多くの方が「自分の人生をちゃんと生きたい」と思えるようになる。それが私にとっても大変充実した瞬間になります。
最近の職業占星術講座の受講生の声では、「自分ではまだ気付いていない部分、
こちらの講座を通して、再び自分と出会い直す機会にしてもらえたらうれしいです。
改めてキャリアというのを考えてみると、占星術的にはMC=10ハウスということで、この10番目の小アルカナのカードのイメージがしっくりきますね。
よく言われるようにキャリアの語源は、ラテン語の「車道」、つまり「馬車の轍」ということですが、まさにこの絵柄が示しているように、輝かしい記憶も暗い体験も、これまでの人生のあらゆる体験が、これからの生き方働き方へとつながるということ。これまでの歩みが自分のMC「私とは何者か」につながっているということです。
人生には無駄なものは決してないですし、明るい側面だけでは「キャリア」はつくられない。
山羊座=10ハウスの前の活動サイン・7番目の大アルカナのカードを見ても明らかなように、黒=ネガティブ、白=ポジティブの両方がバランスよく働くことで、立派で力強い轍をつくり出すことができる、そのように考えることもできるのではないでしょうか。
だからこそ、「生き方働き方を考える職業占星術講座」ではマイナーアスペクトというネガティブなアスペクトにこそ光を当て、理解を深め、生き方働き方の分析の重要な項目として位置づけているのです。
マイナーアスペクトの力強い欲求、自分を取り戻していく際の葛藤と喜び、そういったエネルギーを本講座でも、そして自分人生でも感じてもらえるとうれしいです。
みなさんの白と黒のスフィンクスが描く二頭立ての馬車は、どのような轍を描いているのでしょうか。
相互鑑定の際は、そんな話をたくさん聞かせてください。