火星のサイクルで生活していると、12サインの成長プロセスが本当によくわかる。
何度も書いたり話したりしているように、火星には牡羊座的側面と蠍座的側面があるわけだが、牡羊座的な自己存在への恐れ、また蠍座的な他者存在への恐れといったテーマを揺さぶられながら自分を鍛えていく、それが火星サイクルの成長プロセスとなっている。つまり、原動力が「存在に対する恐れ」なわけだから、日々の暮らしの中でもちょいちょい発動する。
行動に伴う不安、チャレンジに対する躊躇、他者からのプレッシャーによる断念、多かれ少なかれ、こういったことに日々脅かされながら自分を保っている。
そして、力を発揮できた時なんかは「やった!」となる。すごく気分がいいし、誇らしいし、強さがみなぎることもある。これも小さな自己満足ではあるけれど。
このようにして、実感を伴った火星サイクルの体験を何サイクルも過ごしているわけだけれど、サイクルというのはいつでも新鮮な体験だ。「あ、またこれか」となることもあるけれど、でも体験してみると、やはりいつも新しい。そして、うまくいってもいかなくても、力を使ったときは「やった!」となる。
今の自分の実力を明確にすることは、どんな体験でも気分がいい(と思えるようになった)。
で、火星は今、射手座を運行中。
射手座というサインについては、以下で書いたように、つまり揺れながら進んでいくサインだと言うこと。悩みながら、迷いながら、その揺れを楽しみながら進んでいく、そういった生き様こそがMC=あるべき姿に向かうのに必要なふるまいなのではないか。それが射手座の特徴だということだ。
それを端的に言っている紙面の記事を見つけたので、今日はそちらをご紹介。
産婦人科医×スポーツドクター×ヨガの高尾 美穂さんが、ヨガのポーズを紹介しつつ、こんなことを言っていた。
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ウォーリアのポーズは、別名、戦士のポーズ、英雄のポーズ、ⅠからⅣまであって、連続して行うこともあります。今回紹介するⅢだけ、片足で立つ、不安定なポーズです。
私たちは、ふだん立位で生活しています。片方の足だけで立ち、しかもカラダを床(地面)と水平に保つことは至難の業です。イメージでは「カラダは水平になっているはず」感じても、実際に鏡を見ると、足が下がっていたり、腰が反ってしまったり。
【略】
その上で、立っている脚は真っ直ぐになっているか。お腹や背中はたいらになっているか。上げた足先は地面を指しているか。目線は正面を見ているか。
目標の形へ向かって微調整を重ねていくのですが、完成した形よりも、この微調整の過程こそがキモなんです。
仕事でも人間関係でもぶれることってありますよね。揺らいだ気持ちを奮い立たせたり、行き過ぎかなと感じたら心を鎮めたり。ある目標に達成するまでの微調整の過程が、私たちを鍛え、軸を作っていく気がします。
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まさに!射手座らしいお話し。
イメージでは「カラダは水平になっているはず」感じても
こういった誤解も日常茶飯事。私はできているはず、正しいはず、頑張っているはず、そういうポジティブな自己イメージは、やがてどこかで思い知らされたりして。吉本隆明の記事ではないですが、「下駄で頭を叩かれる」ような体験をして、初めて目が覚めるというか、「えーそうなのー」となる。
でも、目標の形へ向かって微調整を重ねていくのですが、完成した形よりも、この微調整の過程こそがキモ。
なりたいイメージに向かって日々調整していく、ある目標に達成するまでの微調整の過程が、私たちを鍛え、軸を作っていく。
これぞまさに射手座=木星の筋トレ&MCへの道のりということになる。
射手座期に揺れちゃって、なかなか進んでいかない…という方も多いかもしれない。その時は、イメージに近づけるよう日々微調整。この微細な筋トレこそ、体幹を強くするということになるわけですね。
ということで、私もやってみた。これがウォーリアⅢ(だと思う)。
ヨガのシロウトでかなり恥ずかしいですが、射手座チャレンジ!言葉の意味を身体で感じて微調整の過程を楽しんでみました。
おー!ちょっとやるだけで身体がぽかぽか。なるほど、ぐらぐらするのを楽しみながら、グッと意識を中心に持っていくイメージかな。
楽しい気づきの時間になりました。
皆さんも、ぜひ射手座期のチャレンジとして揺れながらの微調整をやってみてね。
そして、久しぶりにガルシアくん(20)と記念写真。
おかげさまで、2023年もなんとか無事サバイバルできました。